激安ArduinoNanoをなんとか動かしたメモ
ebayで最近よく物を買っています。Arudinoなんかですと国内で買う価格の半額どころか10分の1くらいの値段で手に入ります。
しかし、互換チップなどを使っているのでドライバーを入れたり色々面倒なことが起きたりします。
今回、購入したこちらのArudino uno ですが一筋縄ではいきませんでしたのでその対応のメモです。
環境
PC: Mac OS X 10.11
IDE: Arduino IDE 1.6.11
ch340gドライバ
こちらのUSBドライバは格安の互換品らしく、ドライバーを別途入れてやらないとPCからは認識できません。この辺りの手順は色々なところに書かれていますので、このあたりを参考にドライバー追加します。
IDE
ドライバを追加し、Arduino Nano をPCに接続してやります。自分の場合はMACなのでポートはArduinoIDEからは
/dev/cu.wchusbserial1420
というデバイスで認識されますので、ポートをこちらに接続してやります。
Blinkプログラムの書き込み
USBを接続し、ファイルメニューからスケッチの例ー01.BasicーBlinkを開いてやります。
ツールのボードをArduino Nano にし、プロセッサをATmega328、ポートは先ほどのポートをセットします。
そのまま、マイコンボードに書き込むを実行すると
avrdude: stk500_recv(): programmer is not responding avrdude: stk500_getsync() attempt 1 of 10: not in sync: resp=0x00
このエラー。。。。。色々調べたのですが、ケーブルを入れさししろとか、リセットを押しながらケーブルを入れるとか。。。全く改善されません。
よーく見るとRXやLのLEDが電源をONにしても光っていないことに気づきました。
ブートローダを書き込む
どうやらブートローダが書き込まれていないのではという目星をつけて色々調べたところ、こちらにまさに解決方法が!
手順は以下に示しておきます
必要なもの
Arduino UNO
オスーメスのジャンパーピン
手順
STEP 1
- Arduino UNOをPCに接続
- ツールメニューのシリアルポートをArduino UNOのポートに
- ツールメニューのボードをArduino UNOに
- ファイルメニューのスケッチの例からArduino ISPを開く
- マイコンボードに書き込むを実行
- USBケーブルをはずしてPCからはずす
STEP 2
- Arduino Nanoのジャンパーピン1からUNOのD12へ接続
- Arduino Nanoのジャンパーピン2からUNOの5Vへ接続
- Arduino Nanoのジャンパーピン3からUNOのD13へ接続
- Arduino Nanoのジャンパーピン4からUNOのD11へ接続
- Arduino Nanoのジャンパーピン5からUNOのD10へ接続
- Arduino Nanoのジャンパーピン6からUNOのGNDへ接続
STEP 3
- Arduino UNOをPCに接続
- ツールメニューのシリアルポートをArduino UNOのポートに
- ツールメニューのボードをArduino Nanoに
- ツールメニューのプロセッサをATmega328に
- ツールメニューの書き込み装置をArduino as ISPへ
- ツールメニューのブートローダ書き込みを実行
これでブートローダが書き込まれて無事Arduino Nano のLのLEDが光ります。
STEP 4
ケーブルを全て外してArduino Nanoの動作確認をします
- Arduino NanoをPCに接続
- ツールメニューのシリアルポートをArduino Nanoのポートに
- ツールメニューのボードをArduino Nanoに
- ツールメニューのプロセッサをATmega328に
- ツールメニューの書き込み装置をAVRISP mkIIに戻しておく(不要かも)
- ファイルメニューからスケッチの例ー01.BasicーBlinkを開く
- マイコンボードに書き込むを実行
これで無事にLチカができました